職人・建設業の名刺に書くこと|建設業許可番号・資格の書き方と現場で使えるコツ

建設業や職人の仕事は、元請けや施主、協力会社とのつながりで次の仕事が決まることの多い世界です。現場で手渡す名刺は、「この会社に頼んで大丈夫か」「この人に声をかけよう」と思ってもらうための大切な道具です。

建設業の名刺には、許可番号や資格など、ほかの業種にはない項目があります。この記事では、職人・建設業の名刺に書くべき項目と、現場で使いやすい名刺にするためのコツを紹介します。

建設・建築業向けの名刺テンプレート(4T86)
建設・建築業向けテンプレートの例(4T86)

必ず入れたい項目

項目記載例ポイント
会社名・屋号株式会社〇〇工務店 / 〇〇塗装一人親方なら屋号を大きく。何の工事の会社かが分かる名前だと覚えてもらいやすい
建設業許可番号〇〇県知事許可(般-6)第12345号許可を受けている場合に記載。正規の業者であることが伝わる
許可業種・業務内容建築工事業、内装仕上工事業「何を頼める会社か」がひと目で分かるようにする
氏名・役職代表 山田 太郎 / 現場代理人ふりがなを添えると電話をかけやすい
資格1級建築施工管理技士、第一種電気工事士仕事を任せる判断材料になる。正式名称で書く
携帯電話番号090-0000-0000現場に出ていて事務所の電話に出られないことが多いため、直通の番号が喜ばれる
住所・対応エリア〇〇市・〇〇市周辺対応できる地域が分かると、依頼の判断が早くなる

建設業許可番号の書き方

建設業許可番号は、建設業法にもとづく許可を受けた業者に付けられる番号で、次の4つの要素でできています。

  1. 許可した行政庁:営業所が1つの都道府県だけにあれば「〇〇県知事」、2つ以上の都道府県にあれば「国土交通大臣」
  2. 一般か特定か:一般建設業は「般」、特定建設業は「特」
  3. 許可を受けた年度:「般-6」の「6」の部分。許可は5年ごとの更新で、更新すると数字が変わる
  4. 業者ごとの番号:「第12345号」の部分

名刺への記載は義務ではありませんが、取引先が許可の有無を確かめる手がかりになるため、載せている会社が多くなっています。更新のたびに年度の数字が変わるので、名刺も忘れずに刷り直しましょう。

許可がない場合の注意
一定の規模より小さい工事は、建設業許可がなくても請け負えるため、許可を持たずに活躍している職人さんも多くいます。その場合は、許可を受けているように見える表記は避け、業務内容や資格、施工実績で信頼を伝えましょう。

資格の書き方

資格は、仕事の腕前を客観的に示せる大切な情報です。次の点に気をつけて書きましょう。

  • 正式名称で書く:「1級建築施工管理技士」「第二種電気工事士」「1級建築士」など、略さずに書きます。
  • 関係の深いものを優先する:資格が多い場合は、取引先に伝えたい仕事に関係するものを2〜3個に絞り、残りは裏面にまとめます。
  • 事務所の登録番号も忘れずに:設計事務所などで建築士事務所の登録を受けている場合は、登録番号も載せておくと安心です。
建設業向けの名刺テンプレート(4T85)
表に会社名と連絡先、裏に許可番号や資格をまとめると見やすくなります(4T85)

現場で使いやすい名刺にするコツ

1. 裏面を活用する

許可番号、許可業種、資格、対応エリアまで表に入れると、文字が小さくなりがちです。表は会社名・氏名・電話番号を大きく、裏面に許可番号や資格、業務内容をまとめると読みやすくなります。

2. 施工事例はQRコードで見せる

職人の仕事は、実際の仕上がりを見てもらうのがいちばんの営業になります。ホームページやInstagramの施工事例をQRコードで載せると、名刺を受け取った人がその場で腕前を確かめられます。

3. 厚めの丈夫な用紙を選ぶ

作業着の胸ポケットや車のダッシュボードに入れておくことが多いため、薄い紙だとすぐに折れたり汚れたりします。厚みのある用紙を選んでおくと、いざ渡すときにきれいな状態を保てます。

デザインと用紙の選び方

建設業の名刺は、力強さと誠実さが伝わるデザインが向いています。紺や黒、深い緑を基調にした落ち着いた色や、太めの書体がよく合います。屋号や家紋を前面に出した和風のデザインも、職人らしさが伝わる人気のスタイルです。

かっこいい名刺テンプレート 4F103
4F103
建設業向け名刺テンプレート KT29
KT29
建設業向け名刺テンプレート 4Y208
4Y208

ほかのデザインはかっこいいや和風名刺、建設・建築関係にも向く不動産関係のカテゴリから探せます。

おすすめの用紙

  • マットポスト 220g:光沢を抑えたしっとりした質感の厚手の紙。文字が読みやすく、どんな業種にも合わせやすい定番です。
  • アートポスト 220g:両面にコート加工がされた厚手の紙。施工写真を入れる場合も色がきれいに出ます。
  • 両面新大礼紙(和紙)ホワイト:銀の繊維が漉き込まれた和紙。大工さんや左官屋さんなど、伝統を感じさせたい職人さんの名刺に向いています。
  • ブンベルクラフト 175g:ざらっとした質感のクラフト紙。木や自然素材を扱う工務店の名刺に個性が出ます。

よくある失敗と注意点

  • 許可番号の年度が古いまま:許可を更新すると「般-〇」の数字が変わります。更新したら名刺も作り直しましょう。
  • 業務内容が分からない:会社名だけでは何の工事を頼めるのか伝わりません。許可業種や得意な工事を書いておきましょう。
  • 事務所の番号しか載っていない:現場に出ていると電話に出られず、せっかくの依頼を逃してしまいます。携帯番号も載せておくのがおすすめです。
  • 資格を略して書く:略称は相手に伝わらないことがあります。正式名称で書きましょう。
  • 薄い紙ですぐ傷む:持ち歩く時間が長い仕事なので、厚めの用紙を選びましょう。

プリスタで職人・建設業の名刺を作る

  1. テンプレートからデザインを選ぶ
  2. WEB上のデザイン編集画面で、会社名や許可番号、資格、携帯番号を入力する(専用ソフトは不要です)
  3. 用紙と枚数を選んで注文する

自分でレイアウトするのが難しい場合は、載せたい内容を入力するだけで、デザイナーがレイアウトを作成するサービスも利用できます(追加料金1,500円)。現場の合間にスマートフォンから内容を送るだけで済むので、忙しい職人さんにもおすすめです。デザインデータをお持ちの場合は、Illustrator・Photoshop・PDFでの入稿にも対応しています。

会社のロゴがまだない方へ
プリスタでは、工具や家、家紋をモチーフにしたリフォーム・建設向けのロゴマークも販売しています。設備工事の会社向けには設備のカテゴリもあります。

工具をモチーフにしたロゴ
工具をモチーフにしたロゴ
家紋をモチーフにしたロゴ
家紋をモチーフにしたロゴ

かっこいい名刺テンプレートを見る

よくある質問

Q. 名刺に建設業許可番号を載せる義務はありますか?

名刺への記載は義務ではありません。ただし、許可を受けていることを取引先に示せるため、載せている会社が多くなっています。

Q. 許可番号の「般-6」の数字は何ですか?

許可を受けた年度を表しています。許可は5年ごとに更新され、更新すると数字が変わるため、名刺も合わせて作り直しましょう。

Q. 一人親方でも名刺は必要ですか?

元請けや施主に覚えてもらい、次の仕事につなげるために役立ちます。屋号、得意な工事、携帯番号、資格を載せておくと、紹介もしてもらいやすくなります。

Q. 資格がたくさんある場合はどうすればよいですか?

取引先に伝えたい仕事に関係の深い資格を表に2〜3個載せ、残りは裏面にまとめると読みやすくなります。